イギリス妊婦→育児生活

初妊娠、イングランド北西部在住。イギリス人のリスと日本人のポンの妊婦生活日記です。予定日まであと100日のところで、皆さんはお腹に指輪を乗せたおしゃれな写真を上げているなか、そんなことが流行っているとも知らず私はブログを始めました。2月6日に無事第一子を出産し、イギリスにて子育てに奔走中。

054: 英国式沐浴と”Topping and tailing” UK妊婦生活 予定日まであと47日

日本の両親クラスなどでは、1つの講義として「沐浴」があるみたいですが、イギリスでは沐浴は、NCTの両親クラスではそんなに話にも出てこなく、もちろん練習などもしませんでした。助産師さんからも沐浴については、助言は受けておりません。やや心配になったので、自分なりにイギリス式の沐浴について調べてみました。

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イギリスでの沐浴の頻度

日本では清潔に保つために1日1回はお風呂に入れることを薦められているようですが、イギリスでは毎日のお風呂は必要ないと言われいていますが(推奨は週に2-3回)、赤ちゃんが喜び、親も喜んでできるようであれば、それを止める理由もないので毎日でもOK。

毎日お風呂に入らない代わりに、”Topping and tailing”(後述)が勧められています。

生まれてすぐの最初数日はお風呂に入れなくてもOK(日本だったらまだ入院中ですね。)また、お風呂に入れる自信がつくまでは、”Topping and tailing”だけにして、自信が付いたらお風呂に入れてあげましょう。と推奨されています。すごくフレキシブルでイギリスらしいなと思いました。

”Topping and tailing”とは、

コットンをそのまま、あるいは水やお湯につけて、優しくあかちゃんの体を拭いてあげることです。汚れやすい顔や首、手やお尻を重点的に拭き洗いすることをTopping and tailingと言います。(下の手順のところで詳細は説明してあります。)
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イギリスでの沐浴で必要なグッズ

ベビーバス

ベビーバスか十分な大きさがあればプラスチックの箱でも、シンクでも、OK
赤ちゃんが、ある程度大きく、大人の胸によっかかることが好きであれば、大人のお風呂に一緒に入ることも可能ですが、その際にはもう一人サポーターが必要になります。

タオル、オムツ、着替え

赤ちゃんがすっぽり入る大きさのタオル2枚程度。新しいオムツと着替え。

コットン

Topping and tailingが勧められているので、コットンが活躍

ベビー石鹸、ガーゼ、綿棒

これらはイギリスでは必須ではありません。石鹸はすごく汚くて必要だと感じたら、無香料の肌に優しいものを使いましょう。特に最初の1か月は水(お湯)だけでOK。体を洗うのはお風呂に入る前に終わっているためガーゼなどもいりません。綿棒も深く入ったりすると危ないので耳に水を入れなければ、周りをコットンやタオルで拭いてあげればOK

イギリスでベビーバス買った?

ベビーバスを買おうか迷っていたところでしたが、同僚から「ベビーバス買っていないから、うちにあるから使って。」と言われ借りることができました。なので買っていません。大きなベビーバスと、セットのちょっと小さい桶を借りました。職場で受け取ったので、ベビーバスを抱えてバスに乗り込みました。ちょっと恥ずかしかったですが、バスも電車も今はCOVIDの影響で、隣同士は開けることとなっているので、あまり迷惑もかけず、ちょうど置くことも出来ました。
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イギリスでの沐浴の手順

1.お湯を張る 
深さは8-10cm。お湯の温度は手ではなく、肘か手首で体温と同じくらいの温度であることを確認する。(もちろん温度計でもOK)人によっては手は結構、熱くても気が付かないこともあるので、肘を使うことが推奨されています。
2.服を脱がす
マットレスあるいは膝の上にタオルを引いておき、そのうえで赤ちゃんの服を脱がせましょう。体が冷えないようにすぐにタオルでくるみます。
3.髪の毛を洗う
小さな桶で頭&髪の毛だけ先にお湯で洗ってあげましょう。シャンプーなどは必要ありません。そしてよくタオルで拭いて乾かしてあげる。その後オムツを脱がす。
4.汚れた個所を、体をコットンで拭く
目(感染を避けるため左右違うコットンで)→耳(左右違うコットンで)→顎&首→お尻をお湯で濡らしたコットンで拭きます。
5.お風呂に入れる
もう一度温度を確認し、ちょうどいいようであれば、お風呂に足からそっと入れてあげる。頭はお湯につけない。お風呂に入れているときは、十分に気を付けて、片方の腕で赤ちゃんを支え、もう片方の手でお腹などにお湯をかけてあげる。その際にはずっと話しかけてあげると赤ちゃんは話を一生懸命聞こうとする。常に話しかけて安心させてあげることがポイント。
6.お風呂から出す
赤ちゃんをお風呂から出して、新しいタオルの上に置く。その際に赤ちゃんが滑りやすいので気を付ける。すぐにタオルで包んで体が冷えないようにすぐに拭いてあげる。その時にマッサージなどもしてあげる。生後1か月に満たない場合は、オイルもローションも控える。綺麗なオムツ、服を着せてあげて、抱っこしてあげる。

イギリスでの沐浴時の注意事項

赤ちゃんの授乳直後、お腹がすいているとき、疲れているときの入浴は控える。
全部必要なものが周りにあるか確認する。
赤ちゃんの沐浴は、滑らせたら困るので、集中するために携帯やドアで音が鳴って気が散らないよう工夫する。誰かサポートする人がいるとベスト。
全ての赤ちゃんや親が違うので、一番自分たちにとって良い方法を見つけること。
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おわりに

日本はお風呂で赤ちゃんを洗うことが一般的で石鹸、ローションなども使う印象ですが、イギリスは水が一番!という感じのようです。赤ちゃんの肌は繊細なので、肌に合わなかったりすることも多いからかもしれません。
また、体も入れる前に洗って(拭いて)から、お風呂は浸かって楽しむ感じで、常に話しかけるとかもなんだかイギリスっぽいなと思いました。

まだ、生まれていないのでどうなることやらと思いますが、沐浴は慣れるまでは大変そうだと思いました。イギリスのシンクは小さいので、シンクの中にベビーバスを入れることもできないですし、大きなテーブルもないので、バスも赤ちゃんの着替えも床でやることになりそうです。相方はイギリス人で、背が高くしゃがんだり正座をすることができないので床での沐浴はかなり難しいく、主に私の担当になる予感。。。その分サポートに回ってもらおうと思います。

妊婦の皆さん、沐浴の練習はしましたか?
お子さんがいる方、沐浴は毎日していますか?していましたか?
参考までに、よかったら教えてください。

参考リンク

www.nhs.uk
www.nct.org.uk

本日もここまで読んでくださりありがとうございました。