今日は(出産予定日を過ぎているため)私が行うかもしれない、NHSの陣痛促進(計画分娩)の流れについて調べてみました。
はじめに
NHSでは通常予定日から7-14日経過しても陣痛が起こっていない場合(14日以降になると過期妊娠になるため)陣痛促進を薦めます。もちろん断ることも可能ですが、死産リスクが高まるため、医師は介入分娩を薦めます。そのため、私は38w+5dの検診の(産婦人科でエコーを取った)際に、この計画分娩の予約も出産予定の産科に連絡してもらい、手配してもらいました(コロナの影響があり、産婦人科と産科の病院が異なるため、直接話しあうことが不可)。
産科の病院から電話で「予定日+11日目の2/8に(計画出産)」予約が取れたことを告げられました。日時は私が選んだわけではなく。NHSの産科の方が予定日から10-14日の間で、空き状況などを加味して設定してくださったようです。
陣痛促進をする理由
予定日を超過している
- 予定日を7-14日している。(私の地域では予定日+10~14日)
破水をした(妊娠週数と感染リスクとの兼ね合い)
- 34週前であった場合は、安静に(入院する)か陣痛促進をするか医師と本人の希望で決めることが多い。
- 37週以降であった場合は、感染リスクを鑑みて24時間以内に産科に移動し陣痛促進を行うことが多い。
健康上に問題があり早期出産が最善な場合
- 妊娠糖尿病
- 高血圧など、
出産に関して何らかのリスクがある場合陣痛促進を行う。
陣痛促進の流れ
実際の流れはどうなるかは人それぞれですが、NHSのホームページ、NHSのYoutube、NCT両親学級で教えてもらった、流れがほぼ一緒だったのでそれを元に説明していきます。
まず、内診を行い状況を子宮口の確認などを行います。まだ十分に子宮口が開いていなかった場合、まず卵膜剥離を行い様子を見ます。それで陣痛が誘発されれば、そのまま分娩となります。(これは計画分娩というより、陣痛促進の1つの方法として助産師により地域のヘルスセンターで行われます。48時間以内に分娩が誘発されることが多いようです。なので一旦家に帰ります。)
(陣痛が誘発されなかった場合)陣痛促進剤、膣坐薬かジェル剤を膣に入れます。その後、もしかしたら家に帰される可能性もあるようです。子宮口が5㎝開いていた場合、分娩をしやすくするため人工破膜が行われ、最終的にはホルモン剤の点滴が行われます。
計画分娩の場合はBirth Centreではなく医師も介入するLabour Unit(日本の分娩室のイメージ)での分娩となります。
卵膜剥離(Membrane sweep)
通称内診グリグリは助産師により、羊膜と子宮壁を人工的にはがすことにより、妊婦のホルモンを誘発する方法です。
陣痛促進剤
膣坐薬(Pessary)と ジェル剤(gel)の2種類があり、病院によってことなるようです。
医師あるいは助産師によりと膣内に促進剤が挿入され、陣痛を促します。それでも、十分な陣痛が来なかったり、子宮口が開かない場合は、ホルモン剤(合成オキシトシン製剤)の点滴が行われるようです。
人工破膜 (induction of labour)
ある程度子宮口が(5cm)開いていても、そこからなかなかそれ以上開かなかった場合、鍵棒のようなもので羊膜を人為的に破り、分娩を促進させます。
おわりに
陣痛促進は赤ちゃんや妊婦さん人それぞれなので、その時々で、医師や助産師それと本人/家族が最善策を選択して出産をすることになります。
いろいろ聞くと不安になってしまうかもしれませんが、NHSの場合、1/5の出産が何らかの理由により、陣痛促進を行っており、かなり普通に行われている処置と考えられ、赤ちゃんと母体にとって最善策だと考えられ、必要があって行っていることです。
数十年前までは42週を過ぎても陣痛を待っていたようですが、最近ではほぼ医師が介入し、分娩を誘発しているため、42週以降の出産は激減し、週数超過による死産リスクも減っているようです。
私たちの場合は2月8日早朝までに陣痛や破水がなかった場合、おそらく陣痛促進剤を入れることになると思います。なんにせよ赤ちゃんが元気に生まれてくれることを最優先したいと思っています。
本日もここまで読んでくださりありがとうございました。