今日は31週目の助産師定期検診に行きました。
助産師のところに行ったら、総合病院トリアージユニットに送られ、CTG胎児心拍数陣痛図(cardiotocography)を初体験することになったので、そのCTGのブログ。
(全く、怖い話ではありませんので。心配しないでください。むしろ若干笑い話です。)
- CTGとは
- まだ正期産ではない31週目にCTG検査が必要になった理由
- Uberで産科がある病院のトリアージへ
- NHSのトリアージユニット(Triage Unit)とは
- トリアージ室とCTG
- CTG検査結果
CTGとは
胎児心拍数陣痛図(cardiotocography)お腹にいる胎児の心拍数と子宮収縮を測定する機械・そのグラフのことです。よく、陣痛が始まった正期産の妊婦さんがNST(non-stress test)をやる機械/そのグラフのことですね。
大人が良くやるECG(心電図記録法)みたいな紙が出てきて、その波形を呼んで、正常かどうか判断するらしい。
まだ正期産ではない31週目にCTG検査が必要になった理由
いつものように、Children's centreで一通りの検査(血圧、尿検、子宮底長測定)を終えて、助産師さんに「赤ちゃんの動きに変わった様子はありませんか?」と聞かれたので、軽ーい感じで、「以前は座った時とか寝ているときには常に動いている感覚がありましたが、最近は大きくなってきたせいか、座っているときも、寝てくれてる時(動かないとき)もあるみたいですね。」と言ったら。(大体、私自身が常に動きすぎているせいでもある。)
「動きのパターンに違いを感じるのですね。」と真顔で言われ。あーはい。。。ちょっと頻度が減ったかなー。でもパンチとかキックは力強い感じですよ!と答えたところ。
「では、出産予定の病院のトリアージユニットに連絡するので、今日これから向かってください。赤ちゃんのモニターしてもらいましょう。」と言われました。
ポンの心の声: えっ。トリアージ?モニター?何をモニター?モニターってざっくりしたワード。。。しかも、今日!これから?
助産師: 出産予定の病院、行ったことありますか?
ポン: ないです。
助産師: じゃー、駐車場についたら…
ポン: あのー、車ないです。(田舎に住んでいるのに車がないのは珍しい。。)
助産師: 車がないなら、タクシーで向かほうがいいかも。とりあえず、産科についたらそこのトリアージのサインに従って進めばいいから。
と、バスはおすすめされませんでした。そんなこんなで赤ちゃんのモニター=CTGをすることに。
予約が立て込んでいるChildren's centreは、今日は1人しか助産師さんがいなかったせいなのか、めっちゃテキパキしておりました。とんとんとん、なんだかわけわからない間に、トリアージユニットに行かなければいけないことに。助産師は、妊婦が胎動のパターンに違いを訴えた際には、念のためにCTGを取るように推奨されているようです。まさか、そんなことになるとは思いもよらず、余談程度で話したのですが。結果オーライ。個人的に、検査してもらえるものはしてもらいたいし、してもらった方が状態を把握できるので、良くても悪くてもわからないより安心できると思っています。検査好きなので。(NHSは無料なので、やってもらえるものはやってもらった方がお得感もある。私の給料から天引きされているの保険料NIと健康保険付加料IHSの2重払い分の元を取るんだ!)
Uberで産科がある病院のトリアージへ
定期券検診後、行き方を調べたら、タクシーなら20分、バスなら3つのバスの乗り継ぎが必要で2時間もかかりました。タクシーは高そうなのでUberをチョイス!昼間の時間なら、ここの町ならまだUberが走っている!£12-/片道(1500円くらい)急な出費にしたら痛いけど。
まー、検査好きなのでウキウキしながら向かうことに。CTGというものもなんだか知らなかったので、移動中に携帯で調べることに。要は、NST(ノンストレステスト)のやつか!写真や動画で見たことはあったが、それを実際にやるのかと思うとワクワク。もともと出産予定の病院の行き方もどんなところなのかもわかっていなかったので、出産前には見ておきたいなと思っていたのでちょうどよかったです。
総合病院のはずだから都会かと思ったら、意外と獣道のような道を走るUber。本当にこんなところ?と不安に思っていたら、森を抜けたらでっかい総合病院が現れました。本当に一回は道だけでも下見に来れてよかった。陣痛に耐えながら余裕ない時に、初めてこんな獣道を見たら、どこに連れていかれるのか不安でたまんなかった気がします。そんなこんなで、無事トリアージ部門に到着。
NHSのトリアージユニット(Triage Unit)とは
トリアージユニットとは、妊婦や産直後などの女性の検査/評価を行う部門のことを言うらしいです。なんとなくトリアージと聞くと大災害の際に、救急救命で緊急性が高いか低いか、患者を色分けされたりするような感じのイメージだったので(コードブルーの見過ぎかしら)なんで妊婦と関係あるのかなと思ってしまいました。まだまだ分からない妊婦医療用語がたくさんだ。
トリアージ室とCTG
トリアージ室への入り口は、インターフォンでボタンを押すようになっており、ボタンを押して要件を伝えると、扉の前で待っててと言われました。10分くらい待っていると、看護士に呼ばれ、おでこで体温を測定され入室。2人分の個室+1つのトイレがある部屋に通されました。トリアージ室はもっと殺伐としているのかと思いましたが、結構みんなまったり、カワイイマークなども部屋ごとに付いていて、なんだか全然イメージが違いました。その部屋では、もう一度採尿を促され、採尿後はベッドで横になって待っててといわれ、待つことに。待てど暮らせど誰も来ないので、仕事のメールをスマホで確認しようとしたら、電波がない!どんだけ僻地だよ。NHSの無料Wifiがあったので、それに接続ができましたが、久しぶりに見たよ、圏外マーク。仕事のメールが十分できるほど待って、約20分後にトリアージチームの助産師が来ました。
体調はどうか、普段飲んでいる薬はあるかなど、基本的な質問をされたところで、助産師にお腹をもみもみされて胎児の位置を確認され、お腹に2つの丸いプローブ(CTGモニター)がお腹にくくりつけられました。おなかもみもみ中の助産師さんの手が冷たくって、私も赤ちゃんもびっくり。CTGという心拍を測る機械のジェルより冷たい!赤ちゃんはそこからしゃっくり開始。「これしゃっくりだよー」と言われて、あっ、これがしゃっくりなのかと。初認識。モニターが開始され「胎動が感じられたらボタンを押してください」と言われました。「胎動は、パンチでもキックでもしゃっくりでも動いたと思ったら全部ボタン押せばいいから!」と。画面のここのマークが緑になったら終わりだから、緑になったら、このナースコール押して知らせてください。と。
どれくらい続くのかもしらされないまま、モニターとにらめっこしながら15-20分間。ボタンを押しまくりました。その途中で、カーテン越しに妊婦さんと付き添いっぽい人が入室、すごーく体調悪そうで、嘔吐を繰り返し、トイレとベッドを行ったり来たり、付き添いの方が必死に大丈夫だよーとなだめている。もう産まれるんじゃないの?くらいの勢いで苦しんでいる声がカーテン越しにめちゃくちゃ聞こえてきました。その中でも冷静にボタンを押し続ける私。声からして同じ助産師さんが対応している様子。私はいいからそっちの妊婦さんよく見てあげてーと心でずっと思っていました。一旦落ち着いたのか、その助産師もまたどこかへ行ってしまいました。
画面のボタンが緑になったので、ナースコールを押すことに。そして5分後。違う助産師さんが現れ「赤ちゃんよく動いているようですね。じゃー機械外しますねー。検査結果まとめますねー」と言って、データを持ち去って行った助産師。このお腹ジェルついたままだけど。もう一回やるとかあるのかしら。とベッドに横になりながら思う私。。。。とりあえず、お腹を出したまま待ってみることに。待ち続けること15分以上、そのまま放置される私。さすがにお腹も寒くなってきたので、もう拭いてしまえと、自分の体の下に敷いてあった紙タオルでジェルをふきふき。とりあえずお腹を閉まって待つことに。まだまだこなさそうなので、また、仕事のメールをすることに。30分後、なんだかスタッフルームから終礼のあいさつのようなものも聞こえてきて、ポンさんはCTGおわったの?かえったの?とか話声が聞こえてくる。。。あれっ。。。私まだいますけどー。と思ったので、ちょこっとカーテンを開けて抜け出して、スタッフルームをのぞいたら。もうちょっと待ってと、手で合図を送られる。結局、CTG後45分くらい待って、助産師が現れました。「大丈夫そうですね。次の予約もいらなそうですし、ノート(検査記録帳)返しますねー」と。「よかった」と一安心しつつ、あまり詳細は説明されないもんなんだな。。とちょっと残念。
そして「あのー、採尿したのですが、これって検査しないんですか?」と聞いたところ、「あー誰もしていないの?じゃーいま、調べますねー。」と。「じゃあノートに結果書きますよね?」とノートを助産師に返そうとしたところ。「もう書いたんで大丈夫ですよ」と。えっ、今検査しているのに?あれっ?ノートいらないんですか?もう書いたんで!(2回目)あっ、、じゃあ、わかりました。。。といってノートをしまう私。なんだか納得できなかったけど。ノートには尿検査の結果は書かれませんでした。じゃーなんで、検査したんだろう。
CTG検査結果
帰りもUberを利用し、家まで帰宅。(最初はGoogleMapで検索し、バスがあると検索結果で出ていたので、バスを使おうとして、バス停まで歩いて10分行ったのですが、待てど暮らせどバスは来ず。実際はもうなくなったルートだったようでバスはきませんでした。。。)予想外に助産師+病院に時間を取られたので、急いで必須の仕事を家で済ませました。夜遅くなったので夕飯を作って食べて、さてCTG結果を見てみることに。あれっ。結果って紙に手書きで3行書いてあるだけじゃん。これに45分もかかったの?しかも専門用語と達筆な字体で読めない。読めるところをつなげると、「問題なし。」ってことみたいです。
まー、実際に出産をする病院に行くことができて、バスが存在しないことを確認できて、さらに、出産よりも前にCTGの貴重な体験ができたと思えばよかったか。でも、トリアージ部門は待ち時間がかなり長くって困惑しましたが、それもいい経験ということで。(私の優先順位が低かったんだな)
赤ちゃんも元気そうだし、初のCTG体験もできたし、病院の下見もできたのでよかったです。
本日もここまで読んでくださりありがとうございました。