おっぱいマッサージしていますか?
助産師さんや産婦人科医の日本語のネット情報を確認すると、妊娠期間中のマッサージをおすすめしていることが、やや多い気がします。
イギリスでは、おっぱいマッサージしているの?とか全く話題にもならないので。どうなんだろうと思って調べました。
イギリスの産前のマッサージに対する考え
NHS
母乳は出産後、胎盤を排出することによって、ホルモンが変化し、母乳が分泌が促されるため、妊娠中のマッサージは特に必要がないと言われました。
入浴中や入浴後のマッサージ
日本ではお風呂に入る習慣があるので、入浴中や入浴後の血流がいいときにマッサージをすると良いと言われているようですが、イギリスでは、もともと普段はそれほど湯船に浸かったりもしないですし、シャワーすらも毎日ではない人が結構います。「えっ不潔!」って思うかもしれませんが、そうでもありません。日本のように湿度も高くないし、臭い人は全然いません。イギリス人の多くが、髪を洗うのは数日に1回が一般的。例えばブロンドの人は髪の毛が日本人より細いので、毎日洗うとパサパサしちゃう。カーリーな人は洗った後乾かすときに自然乾燥しないと、頭が爆発してしまうので、毎日洗うのは大変。あとは毎日洗うと皮脂が余計に出て、髪質がべたべたになっていくこともあるようです。水の違いもあるかもしれません。(だからホテルにシャワーキャップが良くおいてあってみんなそれを使っています。)暑い熱帯の国だったら1日3回シャワーが当たり前ですが、日本人が3回風呂に入らないからといって、不潔ではないですよね。
そういう文化的背景の違いもあるので、乳房マッサージに対する考えも変わってくるのかもしれません。
産後のマッサージに対する考え
出産後は、イギリスでもマッサージをすることにより、母乳の出が良くなったりするので、マッサージは効果的と言われています。
産後、手での搾乳方法&おっぱいマッサージなどの方法も。
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ユニセフUKより (英語ですが、動画なのでわかりやすいです。)
とは言っても、最初の数日あるいは数週間は、ほとんどのお母さんの母乳の出が悪いので、普通です。まだ産後数日は赤ちゃんも胃の大きさがすごく小さいので、どうせ量が飲めないのでおっぱいもたくさん出なくって問題ありません。吐き戻しても、最初は胃がまだうまく働かないからしょうがないし、赤ちゃんは生まれてくる前に飢餓に備えていっぱい蓄えてから出てくるから、飲めなくっても大丈夫、徐々に徐々に外の世界に慣れていきます。と助産師さんも言っていました。なんかそう言われると納得。「母乳がうまく出ないことは、そんなに悩まなくっていいんです。普通なんです。」とおっしゃっていました。こういうことを産前から知っておくと少し気が楽ですよね。
授乳のコツ (おすすめ動画)
マッサージの方法よりも、どのように赤ちゃんにミルクを上げるかのコツをつかんでいた方がいいとおっしゃっていました。授乳の体勢はは360度いろいろな方法でできますが、あかちゃんの首から背中腰は一直線にママのおっぱいに向いている方が良い。そして、あかちゃんに乳頭だけではなく、もっと大きな口を開けて吸ってもらうようにすると、赤ちゃんもいっぱい飲めるので、乳頭も傷がつきにくく、痛くなりにくい。とおっしゃっていました。
赤ちゃんに大きい口を開けてもらってたくさん飲んでもらう方法
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Global Health Media Projectより(英語ですが、動画なのですごくわかりやすいのでオススメです!)
妊娠期間中から授乳のことを前もって知って、ベビーブルーズの時の状態が少しでも楽になったらいいなと思っております。
でも、絶対になるんだろうな。ベビーブルーズ。。。そんなときは、家族やパートナー周りに頼りまくりましょう!
本日もここまで読んでくださりありがとうございました。