イギリスに住んでいる妊婦さんへ朗報かもしれません。
イギリスに住んでおり、さい帯血バンクに臍帯血を寄付したいと考えている方、興味がある方、私の体験談をぜひご一読ください。
最近、私は臍帯血寄付可能病院のリスト外のNHSの病院で出産をしましたが、実は系列の病院で、寄付できる可能性がありました。(下記リスト)
はじめに
まず、臍帯血バンクって何という方は過去ブログ↓をご覧ください。
↓NHSのホームページによると下記病院であればできると書いてありました
Home - Cord Blood Bank - NHS Blood and Transplant
NHS Cord Blood Bank
- Barnet General Hospital (現在ドネーション停止中)
- Luton and Dunstable Hospital
- St George’s Hospital
- University College London Hospital.
Anthony Nolan
- Saint Mary's Hospital, Manchester
- King's College Hospital, London
- Leicester Royal Infirmary
- Leicester General Hospital
臍帯血寄付ができるか聞き込み
いろいろ調べて、私が出産予定の病院は臍帯血寄付可能な病院のリストに名前が載っていないので、無理だろうと思いつつ、やはり自分の仕事が、Stem cellに関わっているということもあり、何度も何度も粘って、臍帯血寄付できないかと探りつづけていました。
なぜかいというと、いろいろな人に聞いて、誰も絶対にできませんと言う人はいなかったからです。
妊娠期間中や出産時にGP、産婦人科医、産科、麻酔医、助産師にすきあらば、"I would like to donate my umbilical cord and placenta." "How can I donate them?"と訊ね続けました。
回答はほぼいつもYesでもNoでもなく曖昧。
イギリスでもまだまだ臍帯血寄付は一般的とは言いにくいようです。
出産時も陣痛促進時、無痛分娩の麻酔時、と帝王切開前の麻酔時、全身麻酔前と、全ての段階で先生や助産師が変わるのでいろいろな人に訴え続けました。
できるんじゃない?という助産師もいれば、わからないので他に聞いてみるからあと電話すると言われ、そのまま流されることも。しばしば。
前もって、連絡してリストに載ってないとだめという意見もあれば、できると思うよと言う人も。
365日/24時間OKだと思うという人もいれば、月曜から水曜まではできるけどという人など全員曖昧。
手術当日(臍帯血寄付について)
実際に、手術室の医師に聞いた話によると私の病院はリストには載っていないものの、系列病院かなんかのようで、Anthony Nolanの人が出入りしていて、その人がいる時は寄付できると思う!と言ってました。
要するに、Anthony NolanはNHSと一緒になって、寄付事業も行っているようです。
おそらくですが。Anthony Nolanのスタッフが産科がある病院に出入りをしており、出産時に妊婦さんの同意があれば、臍帯血を寄付してもらっているような感じでした。
しかし、うちらの子供リスポンが生まれたのは週末深夜だったため、その会社の方がおらず。寄付できないとのこと。
しかも、リスポンが生まれたとき、肺にいっぱい水が溜まっていたようで、10分間息ができず。臍帯血と胎盤血液を、念の為輸血用として検査、処理したため、使ってしまったようで、結果としては寄付はできなかったのですが、寄付可能病院のリストに載っていなくても、寄付できる余地があることがわかりました。
実際に、私達の臍帯血は寄付ができなかったのと、医師や助産師も曖昧であっため、実際にはAnthony Nolanの担当の方にでも話を聞いてみないとわからないのですが、(もしかしたら寄付ではなく、保存かもしれません。)手術室にいたメンバーはAnthony Nolanがいればできると思うという人が大半でした。
なので、ぜひ皆さん興味があればぜひ聞いてみてください。出産ぎりぎりまでわからなくても寄付できる可能性があります。
おわりに
赤ちゃんと妊婦さんをつないでいた大切な臓器、ゴミ箱に廃棄される前に、寄付を考えてみませんか? 誰かの命を救えるかもしれません。
頑張って、寄付できますか?って聞いてみるのはいかがでしょうか?
本日もここまで読んでくださりありがとうございました。
出産当日のレポ☟