イギリス妊婦→育児生活

初妊娠、イングランド北西部在住。イギリス人のリスと日本人のポンの妊婦生活日記です。予定日まであと100日のところで、皆さんはお腹に指輪を乗せたおしゃれな写真を上げているなか、そんなことが流行っているとも知らず私はブログを始めました。2月6日に無事第一子を出産し、イギリスにて子育てに奔走中。

118: お散歩デビューは6日齢

本日は前回の助産師訪問で帝王切開後の傷を指摘され、翌日にもう一度助産師さんが来てくれることになりました。そこからまさかの新生児(リスポン)のお散歩デビューになってしまったという話について書きます。

体験談の1つとして笑って読んでいただけたらと思います。

前回、前々回の助産師訪問についてはこちら

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追加の助産師訪問(Day6)傷口の診断

通常、私の地域のNHSでは退院翌日とDay5それと10-14日の間に1回来ることになっています。(COVID-19の影響、地域や年度によってNHSの訪問方針は変わると思われます)
Early days - NHS

しかしDay6も来てくれました。つまりExtra
それはDay5に見つかった帝王切開の痕を診てもらうため。いつもと同様に時間予約はできないのですがこの日は朝10時ごろに来てくれました。早くてびっくり。
本日は昨日の助産師さんとその上司の助産師さん(この方は妊婦検診でも担当を何回かしてくれた、テキパキしたできる助産師さん)が来てくれました。
この日は私がベッドに寝ていたため、ベッド脇で話を聞いてくれた。お腹を上司の方の助産師さんに見せると、「これは血腫だね。」と言われました。

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血腫とは

体内で血管から血液が流出し、排出されず体内で貯留し腫瘤状態になったということ。アザとかも血腫に含まれるようです。
私の場合は、簡単に言うと、見た目はポコっと腫れており、そこの色がアザ赤青くなっている状態でした。帝王切開の縫合の際に血液が漏れてなったと思われる。(まぁ血管って体中いっぱいあるからしょうがない。)

何が問題かと言うと痛いんです!ほかの縫っているところと比較にならないくらいこのポコっとしたところが痛いんです。15㎝のうちの右側5㎝くらいがポコっとしていてそこが異常に痛い。

おそらく血腫程度によって違うのだと思いますが、病院にまた戻るかGPに行くかのどちらかになると思うと言われました。上司の助産師さんがすぐに出産をした病院に電話をしてくてれ、どうすべきか判断を直接仰いでくれました。
電話ではなんだか専門用語を使っていろいろ症状などを話してくれて、結果私の場合はGPに行くことになりました。

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自分ではたぶんこれは出産後の初シャワー後からなってたんだろうなーと思っています。早くテープ外していたらすぐ分かったのに。。。(早かれ遅かれ血腫になっていたのは変わらないか。)

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GP予約

その後、テキパキと助産師さんがGPにも直接電話してくれて、予約まで取ってくれました。
しかも「緊急なので本日中に見て下さい。」とかなり強めに推してくれました。自分ではちゃんと理論的に強く推すことができないので、助産師さんが電話してくださって助かりました。

電話越しに聞こえてきた内容。
GP受付「ポンさんの受診なるべく早めにしますが、産後のポンさんはGPまで来れるのでしょうか?」
助産師「大丈夫です。車ないようですが、ちょっと角曲がったすぐだからポンさんは動けるので直接歩いて行きます。
ポン(えーー、歩いて行くの?お腹めちゃくちゃ痛いよ。歩けるかな。)
GP受付「そうですか、じゃあ先生と相談し時間が決まったらポンさんへ電話します」
助産師「ありがとうございます。」

ポン(すぐって言っても、うち車ないし、確かに普段は歩いて5分だけど産後6日目よ!!この2月の寒空で?!マジで?!)と心の中で叫んでいました。
自分で予約取ったらうまく伝わらず、いつものパターンだと2週間待ちとかなっちゃったと思うし。もう頑張っていくしかないと思うようにしました。

約1時間後、GPから「午後2時に予約を入れることができました。」と言われ。帝王切開出産後Day6しかも、お腹がめっちゃ痛い状態で歩いて外出することに決定

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GPへ行く間、赤ちゃん誰が面倒見るの?

お昼ご飯を食べながら、どうやって行くかについてリスと家族会議。

交通手段

Uberも考えたけど、徒歩5分の距離を頼むってそんなのドライバーも嫌だろうなと思い。歩くことに決定

どうやって行くか

私は絶対に支えがないと痛すぎて一人では歩けない。となると、リスが支えとなるしかない。リスがGPへ付いてくるとなると、誰が6日齢のリスポンのことをみるの?となってしまった。

赤ちゃんの面倒は誰が見るの?

近くに親戚もいない私達は、自分たちでベビーをみるしかない。リスポンをベビーカーに入れて、ベビーカーを支えにしつつ歩いてGPへ行くことに。

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COVID-19の影響

GPはCOVID-19の影響で患者以外は入れないので私がGPの建物についたら、私だけ建物内に入ることができるので、リスはベビーカーでそのままリスポンとお散歩へ。ということに決定しました。

Day6の外出

自分の血腫のために、まさかの6日齢のリスポンをお散歩させる羽目になるとは。。。まぁ助産師さんは4日目の時点でお散歩していいって言ってたしな。イギリスではこれが普通なんだと言い聞かせて。。。
外出時何を持っていくべきなのか、外は2度。冬の2月。何を着せればいいのか。ベビーカーをどうやって使うのかなど、ワタワタして予約の30分前に家を出ることに。(普段は5分だけど、どれだけかかるかわからないので早めに。)
よかったことは、逆算して、外出前にリスポンにはミルクをたっぷり飲ませることに成功。

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帝王切開6日後+血腫ありの状態で歩いてみた。

当たり前ですが、産後6日目の散歩はめちゃくちゃ痛かった。痛み止め(イブプロフェンとパラセタモール)はずっと飲んでいたけど全く効いている気がしていないかったので、ほんと一歩一歩進む感じでした。いつも5分の道を25分かけて無事、予約時間前に到着

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6日齢ベビーの初散歩

GPについた後は、建物の外でリスとリスポンにバイバイをして、私はHealth Centre(GP)へ。2月の寒空の中でもリスポンは終始ベビーカーですやすや寝てくれました。なんていい子なんだ!2月の曇りだしUVは強くなかったと思いますが、日よけを付けてお散歩(寝てるだけだけど)。歩く支えにもなってくれて感謝感謝です。産後2週間のパタニティーリーブ(相方の育休)があって、リスも一緒にGPへ行ってくれて本当に助かった。

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GP受診

先生に帝王切開の傷口を見せて、やはり血腫になっているので、悪化(体内で細菌が繁殖しないように)しないように抗生物質ペニシリン)を1週間分飲むようにと処方されました。
この先生も去年お子さんを出産されたばかりだったため、お産の様子、赤ちゃんの様子などを話、終始和やかな雰囲気でした。「いろいろ痛いよね。心配なことも多いよね。いつでも困ったら助産師や医師に聞くんだよ」と親身になってくださいました。

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帰路

当たり前ですが、行きがあれば帰りもある。「またこの道のり歩くのかー。嫌だな。。。」と思いつつまた歩くことに。でも行きと違い「遅れちゃいけない」というプレッシャーがないので、行きよりはなんだか楽な気がしました。薬局によって薬を受け取り、ゆっくりゆっくり歩いて帰りました

Tips

出産後1年間はNHSのお薬無料です。

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傍から見たら、ベビーカーを押しながらめちゃくちゃゆっくり歩く家族。そんなに体調悪いなら外出しなければいいのにと思われるような見た目だったと思います(汗)

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終わりに

まさか帝王切開退院後6日目で歩いてGPに行くことになるとは、そして、生後6日目でまさかのお散歩になるとは妊娠しているときは夢にも思いませんでした。

近くに親戚がおらず、知らない土地での妊娠、出産や育児は予測がつかないことだらけでしたが何とかなりました。あの後も傷口は結構痛かったけど、抗生物質のおかげなのか悪化はしませんでした。そして出産から9か月たった今(2021年11月)、帝王切開の傷もほぼ良くなりましたし、生後6日目で散歩させられたリスポンも元気に育っております。

これから出産される方もいろいろ心配事は尽きないと思いますが。100人いれば100通りのお産があるので、いろいろ気にしすぎず、お産をぜひ楽しんでください。

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本日もここまで読んでくださりありがとうございました。